
先生…お願い。早く治して・・・
第32章 俺は気づいてしまった
新田先生は私が寝ている間、1時間置きに様子を見に来てくれていた。
朝方、新田先生は点滴の交換に来た
点滴を替えている途中、私は目を覚ました
新田「ごめんっ。起こしちゃったね。調子はどお?」
綾『…ゲホンっゲホっ…少しは良いです…』
新田「良かった。ちょっとだけ先生に胸の音聞かせてくれるかな?」
綾『…ぇッ…。』
少し不安の色が見える
新田「大丈夫。何も痛い事はしないよ。石川先生にも容態を報告しておきたいしね。良いかな?」
先生はニコっと微笑んだ
