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先生…お願い。早く治して・・・

第32章 俺は気づいてしまった


会って間も無いけど、石川先生が新田先生を信頼して私の事を頼んでいたのは知っていたから、


私は『うん』と頷いた。


新田「じゃぁ、ちょっとパジャマ開けるね」


そういうと、新田先生はパジャマのボタンに手を掛けた


自分でやりたかったけど、点滴されていて動かせなかった


綾は恥ずかしさのあまり、顔を背けた


パジャマを開くと、胸の膨らみと、乳首部分はガーゼで覆われていて、昨日の治療の痕跡が痛々しく残っていた。



新田は綾の治療の内容や、身体の状態を全て把握していたわけでは無いので、てっきり喘息の発作だけだと思っていただけに、この治療の痕跡に内心ビックリしていた。



新田「ゆっくり深呼吸して。」

そういうと先生は胸に聴診器を当てた


左胸に聴診器が当たるたび、痛みで顔が歪んだ。


新田「ごめん、痛いかな?」



綾『…んぅ。でも…大丈夫です』


新田は胸の音を聞き終わるとパジャマのボタンを閉めてくれた。



新田「まだ胸は雑音が聞こえるけど、昨日よりは良いいかな。熱もまだ少しある様だから、もう少し寝てなさい。今はゆっくり身体を休めるのが一番だからね」


先生は優しくニコっと微笑んだ。


綾『…はい』

私は言われた通り、目を閉じた。


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