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先生…お願い。早く治して・・・

第34章 治療室…行こうか




私は石川先生に手を握られたまま、進美外科へと向かった。



これから治療するのかと思うと…
心がざわつき、足取りはどんどん重くなる





そんな私を気にかけ、先生は私の手を引きながら何度も振り返り、声を掛けてくれた



石川「大丈夫か?」




綾『……ぅん』


私はうつむいたまま、小さく頷く事しか出来なかった…




そして、とうとう私が今一番入りたくない部屋の前まで来てしまった…



先生は扉を開くと


石川「入って…」


私の背中をそっと押した






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