
先生…お願い。早く治して・・・
第35章 院長石川先生のやさしい治療(前編)
カーテンを閉め、パジャマを脱ぎ下着を下ろした。
忘れかけていた3年前の事が脳裏をよぎる…
あの時は中学2年生…今はもう高校2年だ。
あの頃とは心も、そして…身体も違う。
相変わらず彼氏はいないが、これから受ける治療がどれ程恥ずかしいかは、もうとっくに知っている…
自分の身体はどうなってしまうか…
考えない様にしても、身体の奥深くが熱くなる
石川「綾、もういいか?」
カーテンの外から痺れを切らし声を掛けてきた
綾『はぃ…。』
小さく返事をした
