
先生…お願い。早く治して・・・
第35章 院長石川先生のやさしい治療(前編)
石川「綾、ちょっとお腹の数値が高いんだ…。」
先生は言葉を選ぶように、涙目の私に語りかける。
綾『ウッ…っ…ウッ…っ…やだぁ〜…』
溢れる涙を流しながら、嫌だと首を横に振る
石川「綾…、よく聞いて…。さっきも少し発作を起こしたし、まだ胸の音が気になるから、本当は先生…まだ治療したくないんだ…。
でもね…、たった一日で、63まで数値が上がってるんだ。もうそれ以上数値を上げるわけにはいかない…。だから身体に負担が掛からない程度まで下げよう…?」
綾『ぅッ……やだぁ〜…せんせ……やだぁ〜…うぅっ…』
先生は頬に手を添え、目を細める
