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先生…お願い。早く治して・・・

第36章 石川先生の優しくも意地悪な治療(後編)




石川「ん?なに?もう一回、ちゃんと言って!」



石川は綾の口元に耳を傾ける




綾『………ち、ちりょう…してください』


恥ずかしさと、火照る身体を抑えきれず、
どうして良いか分からず涙が溢れた




涙ぐみ真っ赤な顔でようやく言えた綾に
先生はニコっと微笑むと、綾の頬にそっと手を添え




石川「良く言えたね…。分かった…、先生が綾の悪い所…治してやる…。」


石川は綾の顔を愛おしそうに見つめると、頬に触れたその手でこぼれ落ちる綾の涙を拭った






石川「でも今度は先生、、綾が“ヤダッ!”って言っても止めないよ…?いいの?治療だからね。」





綾『……。』



改めて念を押されると少し躊躇してしまう…





石川「頑張れる?…ん??」



怖さもあったが火照った身体を抑えられず




綾『ぅん…。』




と自信なさげに小さく頷いてしまった。


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