
先生…お願い。早く治して・・・
第39章 無理な治療の代償は大きかった…
疲れ果てた綾は、少しするとすぐに眠りに落ちたが、呼吸は荒く、苦しそうに肩を揺らし寝る姿を見た石川は後悔していた…。
はぁ〜、俺とした事が…
本当に最低だ…
こうなる事は医者として十分に予測出来たし分かっていたはずだ…
だから、治療も途中で止めたのに…
完全に理性に欠けていた…
ここまで感情に左右されたのは初めてだ…
こうなってしまっている今でも、感情をコントロールするのは正直難しいとさえ思ってしまう…
本当、、医者として失格だな…俺……。
