
先生…お願い。早く治して・・・
第43章 先生、嫌だ!これ取って…相良先生の治療(後編)
「よしっ、終わり。ゆっくり着替えなっ」
そう言うと相良はベットのカーテンを閉めた
しばらくすると着替えを終え、綾はカーテンを開け出てきた。
デスクで綾のカルテの整理をしていた相良は、振り返ると
「お疲れ様、座って」
綾を自分の前の診察用の椅子に座らせた
綾は泣き止んではいたが、目は真っ赤になっていた
「森下君、呼んでいいかな?」
その問いに綾は首を横に振ると
『……宮田を…呼んでほしいです。』
「…宮田君…?分かった。お部屋にいるのかな?」
『たぶん…。』
