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先生…お願い。早く治して・・・

第44章 思わぬ訪問者…そして石川先生の覚悟……


「ちょっとだけジッとして。大丈夫だから。」



石川は捲りあげた服を押さえながら、綾の左胸に手を当てた。
綾はすぐに昨日、相良先生の検査で胸にも少し溜まっていると言われた事を思い出していた…




先生は胸の膨らみを少しずつずらしながら、触診していく…。




『んッ…っ、やだぁ…っ』




先生の手を逃れようと身体をよじるが、先生にそれは通用しない…




「綾、ちょっと左腕上げてごらん」




綾は嫌だと首を横に振った…



「良い子だから、先生の言うこと聞いて。ほらっ…」



石川は綾の腕を上げさせると、左手で押さえ脇の下まで丁寧に触診していく…。

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