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先生…お願い。早く治して・・・

第45章 脱走…そして危険な罠

ここ何処?


綾は立ち上がり辺りを見回した。監禁させているこの部屋にはダブルサイズのベットと、4mはあろうかと思われるかなり大きなグレーのソファが鎮座していた


綾は立ち上がり、窓の外を覗いた

窓の外は、沢山の木が茂り何処か山の中だと思った

ここから逃げ出しても、こんな山の中じゃ…

絶望感しか湧いてこない


そんな時、部屋の扉が目に入った


まさかとは思ったが、一応ドアノブを回してみたが、やはり外側から鍵がかかっていた


『…そりゃそうだよね……。』

何故か分からないが、こんな時なのに意外と冷静だった。小さな頃から、こんな日が来るかもと散々教え込まれたお陰かもしれない。
でも、流石に恐怖心が無いわけでは無い。
だって今回は訓練では無いのだから…

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