
先生…お願い。早く治して・・・
第47章 歪んんだ愛………先生助けて(後編)
森下 :「これ以上近づいたら、刺すぞ…!」
宮田は一歩一歩、綾にナイフを突きつける森下に近づいていく。進堂は、躊躇もなく近づこうとする無謀な宮田の行動に、堪らず声をかけた
進堂:「宮田〜」
しかし、社長である進堂の声すら、今の宮田には届かない
宮田 :「刺せるものなら刺してみろ!ここには日本一腕の立つ石川先生がいる。石川先生はお嬢様を絶対に助けるだろう。だがな、お嬢様にこれ以上触れてみろ、俺はお前を絶対に許さん。今の俺にお前の命の保証は出来ん。」
宮田の本気の覚悟に森下は命の危険を感じ、ナイフを落とした
宮田はゆっくりと近づくと、足で落ちたナイフを蹴飛ばし、森下の頬を一発殴った。
そして、床に倒れこんだ森下のポケットから手錠の鍵を取り出すと、
宮田 :「連れて行け…!」
森下は宮田の部下達に連れ出され、警察へと引き渡された
