
先生…お願い。早く治して・・・
第47章 歪んんだ愛………先生助けて(後編)
石川は用意してきた大きなバックの蓋を開けると、注射器を取り出した
『 …ぅうっ……っ…』
今度は石川によって本物の治療という恐怖が綾を襲う。しかし、こんなにも迷惑と心配を掛けてしまった手前、嫌だとも言えず言葉が出なかった。
「いいか、先に言っておく。やる事はいつもと一緒だが、痛みが強い分、いつもより治療も痛いぞ。我慢出来るか…?!俺としては、宮田に付いていてもらった方が良いと思うが、どうしても嫌か?」
『……それって押さえる…ってこと?』
「そうだ…。俺の権限で宮田を呼んでも良いか?どうしても嫌なら、もう一回手錠で拘束するしかない。どっちがいい?」
『………どっちも嫌…。1人で我慢する。』
「お前1人じゃ我慢は無理だ」
『大丈夫!お願い…我慢するから押さえないで!』
石川は少し考え込むと
「…………。分かった…。でも我慢出来ないと判断した時は、宮田を呼ぶぞ。いいね。」
『……。』
