
先生…お願い。早く治して・・・
第48章 本物の治療
進堂は、注射器の多さに少しビックリしていたようだ。
進堂 :「玄、こんなに打つのか?」
石川 :「…はい。これからやる治療が痛く無いように、表面麻酔をかけた所にさらに麻酔を入れて、それから溜まった物質を抜いて、薬を入れます。」
進堂にこれからやる事を告げた石川は
石川 :「綾〜消毒するからね…少し冷たいよ」
石川は胸の膨らみにササッと消毒を済ませると
石川 :「綾、ちょっとチクっとするよ。これはあんまり痛く無いから、大丈夫だからね」
綾はコクンと頷いた
緊張はするけど、いつもあんまり痛くないから、この注射は頑張れる。
問題はここからだ…。
