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先生…お願い。早く治して・・・

第49章 前担当医(司馬先生)と現担当医(石川先生)


司馬 :「何やってる…。」

先生の表情は変わることはないが、声が明らかに低い…。これ以上怒らせたら…でも、先生怖いし嫌なものは嫌だ…。



綾 :『ヤダッ……もう検査も治療もしたくない!』



後先考えず、つい嫌だと言ってしまった…

先生の表情は相変わらず変わることは無かったが、この一言が先生の逆鱗に触れてしまった。




司馬 :「お前、また逃げるのか…?この間も逃げて、みんなにあれだけ心配かけて。俺は治す気のない奴を診るつもりはない。勝手にしろ。」

司馬はそう言うと、手袋を外し床へ捨てた。



看護婦 :「先生!!」

看護婦は帰ろうとする司馬先生を必死で止めた



司馬 :「やりたくないと言ってるんだから、しょうがないだろ。」



看護婦 :「やるよね?検査。」


看護婦さんは、先生に怒られ見放され、号泣する私を摩りながら、優しく語りかけた

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