
先生…お願い。早く治して・・・
第49章 前担当医(司馬先生)と現担当医(石川先生)
司馬 :「ちょっと中診るぞ。もう少し我慢な」
司馬先生は綾の蜜口に指を2本、ゆっくりと入れ始めた
綾 :『んんっ…先生やぁっ…』
ゆっくりと入ってくる異物感についつい力が入る。
司馬 :「呼吸止めるなっ!!綾、いいか…力抜けって言っても無理だろうけど、ちゃんと呼吸はしなさい。」
綾は目をつぶったまま、コクンっと頷いた
司馬は2本の指をゆっくりと奥まで挿入すると、もう一方の手で下腹部を押し始めた
綾 :『やだッ…先生やだっ…それやだっ!ヤダヤダ!!」
司馬 :「痛いか?ん?」
綾 :『やぁ〜だぁ〜痛い〜痛い〜いたいーーもう嫌っ』
司馬先生の表情は凄く真剣で、痛くて痛くて、泣いて嫌だと懇願する私の声など届いていないようだった。
司馬 :「分かってる。痛いな…。もう終わる、少し我慢しろ。大切な触診だ。」
先生は中を探るように、入れた指をゆっくりと擦り上げる。
嗚咽と叫び声をあげる綾とは裏腹に、冷静沈着な司馬はその叫び声にも動揺することも無い
『いたいよーーーーーーッッ!!!!』
司馬 :「よし、いいだろう。終わりだ。よく我慢した」
先生は指をゆっくりと引き抜いた
