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先生…お願い。早く治して・・・

第49章 前担当医(司馬先生)と現担当医(石川先生)


少しすると、診察を終えた石川先生が戻ってきた。
先生は私の側に来ると


石川 :「検査してもらった?」


綾は背の高い石川先生を見上げると


綾 :『…うん。』と上目遣いで小さく頷いた




先生はベットに腰掛ける私の頭をポンポンと叩くとニコっと微笑んだ。



石川先生はそのままデスクに座る司馬先生の元に近寄ると、パソコンの画面に目を向けた…


石川 :「どうだった?」



司馬 :「胸は大丈夫だな。問題はこっちだ」

司馬はパソコンのデータを石川に見せた


石川 :「んぅー、やっぱりな…。」

先生達は小さな声で話をしていた為、私にはその会話は聞こえなかった。



司馬 :「子宮内も少し炎症を起こして、だいぶ痛みがあるようだ。あんまり中の直接的な刺激は止めた方がいいぞ。」



石川 :「分かったよ。疲れてるのに悪かったな」



司馬 :「今度おごれよ。」


石川 :「あぁ〜。」


司馬は椅子から立ち上がり、ベットに座る綾の頭を大きな手で鷲掴みすると、ボンボンっと叩き無言で出て行った。
それは司馬先生なりの優しさだったのだろう…

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