
先生…お願い。早く治して・・・
第54章 石川先生は私が他の先生に診られても平気なの?
“じゃぁ〜早速診察しようか。”
きた……その言葉………。。
ヤダョ〜…
「綾、大丈夫。先生も側にいるから。なっ…。」
『…ぅん…。』
私は看護婦さんに、隣の診察台のある部屋へと連れて行かれた。
「下着まで全部脱いだらこの椅子に座ってタオル掛けて待っててね。」
『………ぃ…。』
消えそうな程、不安いっぱいの私の返事に
「大丈夫よ、腰から先はカーテンがあるし、恥ずかしくないから。それに、高梨先生とっても優しいから。」
看護婦さんは私に優しい言葉を掛けてくれた
私もコクンっと頷いた
