
先生…お願い。早く治して・・・
第55章 平気なわけがないだろ!でも俺は医者だから…
結局私は朝と午後の治療は高梨先生に…
そして夜は石川先生の治療を受ける事になった…
私は目を腫らしたまま、石川先生に連れられ病室へと戻った。
“お帰りなさませ、お嬢様。”
病室で待っていた宮田は綾に頭を下げた
しかし、綾は無言で俯いたままベットに横になり布団をかぶった
今度は一体何があった?
宮田は心の中で呟いた…
一緒に部屋に戻ってきた石川は、
「宮田、お昼ご飯食べ終わったら、これ飲ませて。痛み止めだ」
そういうと、石川は宮田に薬を手渡した
“はい。分かりました…。…先生?”
何があったのか聞こうと思ったが、石川は右手をパッとあげ、
「また後で来る…。」
そういうと、病室を出て行ってしまった
