
先生…お願い。早く治して・・・
第55章 平気なわけがないだろ!でも俺は医者だから…
『…だって、本当に痛いんだもん…。痛過ぎて我慢出来ないんだもんっ。』
「痛いからって…やらないの?ねぇ?」
『先生には分かんないんだよっ!!どんなに痛いか、どんなに嫌か!!それなのに、どうしてそんなに怒るの?!!酷いよ!!』
昔からそうだ…。後で後悔するのを分かっていて、思いのままをぶつけて反抗してしまうんだ…。
「綾、何も先生は怒ってないよ!どんなに痛いのかは知ってるよ!あんなに炎症起こしてるんだから…。見れば分かる。。。だから高だって、早く治してあげたいって時間割いて治療してくれたんでしょ。俺だって、お前が1人じゃ我慢出来ないと分かってるから時間作って、一緒に行ってるんだよ。」
『………んっ…んっ…。』
「今度は俺がやるし、嫌じゃないだろ?先生、直ぐに終わらせるから、行こう?」
『ううっ…っ、やりたくない…行きたくないっ…んっ…』
恐怖心に勝てず、拒否してしまった
「はぁ〜。。。分かった…。もういいよっ…治療はやらない。先生、自分ではお前に優しくしてたつもりだけど、これ以上優しく出来ない…。優しく出来るとすれば、お前が言う通り治療を止める事位か??……もう治療しなくていいよ。ゆっくり休みなさい。」
『…んっ………んんっ…』
涙が溢れる…
「先生、仕事に戻るから。おやすみ。」
先生は振り向く事なく、ドアを開け出て行った
