
先生…お願い。早く治して・・・
第56章 私…先生に見放されたの?
「 最後、薬塗ったら終わりなっ。」
『うえッ…ック…怖いぃ〜ぃ〜っ…もうヤダ…もうヤダよヤダ…ヤダヤダぁ〜』
診察台の上で開いた脚は、無理にでも閉じようと必死だ
「綾、動かない動かない!すぐ終わるからっ!ちょっと我慢だ。」
『だってぇ〜、やっぱり怖い無理…、ヤダ〜やらない〜先生ヤダ〜』
涙で先生の顔さえ、よく見えない
「高…!綾の脚、押さえて!」
“……綾〜すぐ終わるから、ごめんな〜少し我慢な〜”
先生達はやる方だからいいよ…
なんとでも言える…
