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「そんな事はないよ。」



『ホント？！』

綾は目を輝かせた…




「でもね、学校に行くには条件がある…。」



『条件…？』





「そう。１つは今まで通りここに入院して、病院から学校に通う。もう１つは、退院して2週間に一回、必ず通院する事。でもこれにはもう１つ条件がある…。」



『…何？』



「……この条件は宮田にも飲んでもらわないと、成立しない。」




“私…ですか？”






「そうだ…。綾、今のお前の身体はまだ定期的に治療が必要な状態だ…。だから退院して家に帰っても、4日に一回、15分でいい。宮田に入れてもらって自宅で治療器で治療する事。これが出来るなら、退院してもいい。それが出来ないなら、まだ退院は許可出来ない。」




『…そんな…。』




「これは宮田の協力も必要になる。2人でゆっくり考えなさい。話は以上だ…。」