
先生…お願い。早く治して・・・
第60章 病院から登校
引っ込み思案で、大人しいみずほちゃんだが、今日がいつもよりとても明るく感じる…
どうやら、あの一件以来、クラスで番を張っていた優奈は、私の家が世界的に有名なSINDOの娘だと高梨先生に言われ、何かしたら、君自身も君のお父さんの会社だってタダでは済まされない…、とかなり脅された様で、クラスの誰かをイジメたりする事もなくなり、クラスのみんなは私のお陰で平和になったとかなり喜んでいた様だ…
そのお陰でみずほちゃん自身も、いじめられる心配もなくなり、クラスに溶け込めた様だ…
「綾ちゃん、本当にごめんね。私の為に走ったばっかりに…。」
『気にしないで、みずほちゃん。私は自分で決めて走ったんだから。ねっ!』
私はみずほちゃんに笑顔で答えた
みずほちゃんがクラスに溶け込め、明るくなった事が本当に嬉しかったから…
