
先生…お願い。早く治して・・・
第61章 今日は先生とデートの日なのに…なんで今日なの…
『 ヤダっ……。きょっ…今日は私…先生とデートだもん。凄く楽しみにしてたんだもんっ…んっ…』
涙目の綾の頭をくしゃくしゃっと撫でると
「あ〜や、先生だって楽しみにしてたよ。それに、先生、お腹痛くなったからって、外出やめるとは言って無いよ」
『本当?』
綾はベットの上から涙目で石川を見上げた
「うん、本当。」
そう言うと石川はベットの端に腰を掛けた
『一緒にデート出来る?』
綾は不安そうに何度も念を押す…
だって、本当に本当に楽しみにしてたんだもん…
「おいで…」
石川はベットに腰かけたまま、綾の肩を抱き寄せた
