
先生…お願い。早く治して・・・
第61章 今日は先生とデートの日なのに…なんで今日なの…
「綾…、先生はお前の事がとても大切なんだ…。だから、綾がお腹痛いのは先生も辛い。それに、お腹痛いままデートしたって全然楽しくないでしょ?“デート終わったら治療するのかなぁ〜”とか考えながらデートなんて嫌でしょ?」
『…ぅん…。』
綾は石川の胸の中で顔を埋めたまま、頷いた
「大丈夫だから、先生の診察室行こう?なっ?」
『…んっっ…んっ…っ…』
先生の胸に埋める顔は涙でいっぱいだった
「大丈夫、怖くないから。」
先生はギュッと強く抱きしめてくれた
