
先生…お願い。早く治して・・・
第63章 なんて事してくれたんだ!!
診察台の上には、脚に白い大きなタオルを掛け、涙でぐちゃぐちゃな顔をした綾がそこにいた…
“ 綾ちゃん?”
そう声を掛けられようやく人がいる事に気がついた
『先生…もうヤダ…んっ…んっ…我慢出来ないぃ〜ック…ック…んっ…』
その声は嗚咽で過呼吸寸前で上手く呼吸が出来ない程だった…
“大丈夫か?”
そう声を掛けながら、綾の周りにセットされた機械に目を通した
『んっ…んっ…先生もうヤダぁぁあッ〜…やっ…んえッ…』
泣き過ぎて、呼吸が苦しい
