
先生…お願い。早く治して・・・
第63章 なんて事してくれたんだ!!
「お前こそなんでココにいる?今は治療中だ、俺の許可なく勝手に入るな!!」
石川先生も伸先生に詰め寄る…
“ 患者を放置して、よくそんな事が言えるな!俺が来た時は呼吸もままならない状態だったんだぞ!そんな状態の患者目の前にして、そのままにしとけるかよ!”
ベットの上の私は、まるで忘れ去られたかのように、先生達の言い争いは続く…雰囲気は最悪だ…
流石兄弟…言い争いに遠慮が無い…
「お前に綾の治療の何が分かんだよ。呼吸が苦しくなる程、この子が頑張って治療して初めて中の物質が排出出来るんだ。」
『お願いッ、二人とも喧嘩しないで!』
