
先生…お願い。早く治して・・・
第63章 なんて事してくれたんだ!!
「…綾、凄く嫌なのも、辛いのも分かる…。でも先生戻って来るまで頑張るって約束したでしょ?」
『………ごめんなさぃ…。』
綾は下を向いたまま、今にも消えそうな小さな消えで答えた……
“ 兄貴!俺の判断で止めたんだ!彼女は何も悪くない…。それに、彼女は俺のことを兄貴が戻って来たと勘違いして言ったんだ!”
まぁ〜、精神的にも肉体的にも追い込まれている状態でこんなに似てる奴が現れたら、俺が戻って来たと勘違いしても当然だな…
「…分かった。とりあえず、どの位まで数値が下がったか確認しよう」
