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先生…お願い。早く治して・・・

第63章 なんて事してくれたんだ!!


先生は一旦ストップした機械のロックを解除すると再度数値を測定した…


31…


最低でもあと10は下げないと意味がない



「綾…、先生今度はちゃんと付いてるから続き頑張れるね?」



『……あと何分…やるの?…』

まぶたを腫らしたまま不安そうに尋ねる…




「ん〜、そうだな…残り5分で31から20程度まで下げるなら、ちょっとキツイけど頑張らないといけないな。」



その言葉に一旦引いた涙が溢れ出す



“兄貴…、なんか他に無いのかよ。”




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