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先生…お願い。早く治して・・・

第66章 先生との初デートなのに…治療?(後編)

先生は聴診器のチェストピースを手で温めると、


「ちょっと冷やっとするよ。ゆっくり大きく深呼吸して!」


先生はいつもの様にチェストピースを胸にあて、丁寧にその音を聞いていく。


私の心臓の鼓動は静かな空間にドキドキと音を立てているようだった…。
絶対先生に聞こえてるよね…ヤダな……
静かなその時間がとても長く感じられた



「んっ、大丈夫だ。」

先生はイヤーチップを耳から外すと聴診器を首にかけた





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