
先生…お願い。早く治して・・・
第66章 先生との初デートなのに…治療?(後編)
いつも注射は痛いが、伸先生の注射はいつも以上に痛かった。
伸「綾ちゃん、よく頑張ったね。痛かったよな。ごめんな」
綾『うっ…っ……っ…っ…。いたい〜まだいたい〜っ』
伸「リンパの炎症の一番強い所にピンポイントで打ってあるから、いつもより凄く痛かったと思う。ごめんな。その代わり確実に炎症は引くはずだからね。痛みももう少しすれば、治まるからな」
石川「やっぱりお前に頼んでよかったよ。助かった。あとは大丈夫だ、、悪かったな。」
伸「綾ちゃん、せっかく家に来てくれたのに、痛い事しちゃってごめんな。ゆっくり休んで!」
未だ泣く綾に一言かけると、部屋を出て行った
石川「綾、もう終わったから大丈夫。悪いけどお腹も…ちょっと触るよ」
石川は綾のズボンを少し持ち上げ手を潜り込ませた。
優しく下腹あたりを触り、所々押していく。
綾『んっ…ッ…や…』
ビクッっと身体を震わせる
石川はズボンから手を抜くと
石川「今日治療したばかりだからな、まだ少し痛いかな…」
綾の顔をのぞく…
綾『もうやんない!!ヤダ……。先生…、また…治療するの?もうやだぁ…ううっ…っっくっ』
今日あんなにやったばかりなのに、お腹もまたやるの?
胸の注射も頑張ったのに…
考えただけで、また涙が溢れる…
石川「大丈夫だよ!今日頑張って治療したんだから、やらないよ。ただ治療して直ぐは、後から出てくる物質が子宮内に溜まるからどうしても少し痛みが残るんだ。だから明日帰ったら洗浄だけはしないとな。」
綾『…うん…。』
素直に従う綾に
石川「ん!素直で宜しい!」
石川は綾の前髪を搔き上げると、オデコにチュッと短いキスをした
