
先生…お願い。早く治して・・・
第66章 先生との初デートなのに…治療?(後編)
先生はクスッと笑うと
「綾、もうちょっとそっち行って」
綾にもう少し奥に行くよう指示すると
石川はベットの中に入り、片肘をついて綾の方を向くが綾は一向に振り向こうとしない…
ベットの中で背中越しに感じる先生に、振り向けないほどドキドキしていた…
「綾、こっち向いて。」
『やだ…寝顔見られるの恥ずかしいもん』
「分かったよ!見ないから…だからこっち向いて。」
『うそ!』
「本当!見ない…」
綾は内心ドキドキしながらも、バレないようにポーカーフェイスを装い石川の方を向いた
うわッ…、思った以上に近い…
「綾…、顔…真っ赤。」
片肘をつき手を枕にする先生の顔は、私の顔のすぐ真上にあり…、平然を装うなんてやっぱり無理だった
