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先生…お願い。早く治して・・・

第71章 記憶を無くした私の初めての治療


「綾ちゃん、最初に検査をして、それから治療していこう」


石川は綾の緊張をほぐすかのように優しく微笑む



『んぅ。』

私は小さく頷いた




不安そうな顔をしているものの、やると決めた綾を褒めてやりたいと思った

石川はベットの周りを取り囲む様にカーテンを閉めると


「綾ちゃん、じゃぁ早速…。先生そっちに行ってるから、まずは下に履いているものを脱いでこのベットに横になってくれるかな?」




『…えッ?全部…ですか?』



「そう。下着まで全部脱いだら、ベットに横になって!ここにバスタオルあるからそれ掛けて待っててくれるかな」




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