
先生…お願い。早く治して・・・
第71章 記憶を無くした私の初めての治療
『…………』
「大丈夫だよ!!怖くないからね!先生そっちで待ってるから…」
そういうと石川はベットの脇に綾を残し、カーテンを閉めた。
中で取り残された綾は、言い様のない不安に襲われていた…。もう逃げられない。やるしかない…脱ぐしか…
綾は着ていたパジャマを脱ぎ、下着も脱いだ…
やっぱり恥ずかしいし、怖い…
どうしよう…
綾はベットに上り、バスタオルを足先までしっかりと掛けたが、スースーとして落ち着かない。
心臓はドキドキとうるさい位に鳴り響く
