
先生…お願い。早く治して・・・
第74章 久々に石川先生と高梨先生とのダブル治療(前編)
石川「このまま治療しちゃおうな。」
綾『…?』
えっ?!という顔を向けるが、すかさず
石川「大丈夫。すぐ終わるからね。だからちょっとだけ、頑張ろうな。」
そう言うとベット脇の機械を退け、既に準備してあったトレーを引き寄せる
そりゃそうだ。
先生達は治療する前提での検査だったのだから当たり前の言動である
綾『…何するの?』
不安そうな表情で尋ねる
石川「そうだよね。胸の治療は気を失ってる時にやったのが最後だから、初めてみたいなもんだね。」
綾は小さく頷いた
石川「胸に溜まった物質を抜き取るのと、麻酔して炎症が起きてる部分には、炎症を抑える薬を入れる。」
綾「…注射、、するの?」
石川「そうだね。ただ、出来るだけ痛みが抑えられる様に、塗麻酔も使うからね」
綾「それを使ったら痛くない?」
石川「ん〜。場所によるかな…。正直、痛い所は痛い。」
綾「……。。。」
石川「大丈夫、すぐ終わるからね。」
綾『……。。。。』
恐怖心だけが残る
石川「じゃぁ、最初に麻酔塗っていくからね。少し冷やっとするよ。」
そう言って、薬を含ませた脱脂綿をピンセットで掴むと胸の膨らみへと滑らせる
ひやりとした感触がゾクゾクっと鳥肌を生む
そして石川の脱脂綿を掴むピンセットは乳首へと移る
『んんっ…っ…。』
小さな刺激に、乳首がツンと上を向いた
