離れられないふたり
第1章 出会い
「木野さんは学生?」
「いえ、結婚してて24歳です」
「ふうん…結婚してるんだ。俺のひとつ下に見えないね」
車内では、お互いの身上を話していた。
小柄なだけでなく、童顔のあいり。
お酒が好きで、居酒屋にも行くこともあるのだが、いつも身分証を提示していたりする。
対し、まことは大学卒業後、営業の仕事をしていたが、去年会社を辞め、バイトをしながら公務員試験を受験しているということを話していた。
「ありがとうございました」
「また帰りが同じことがあれば送りますよ」
自宅付近まで送ってくれたまことに深々と頭を下げ、あいりは別れた。
「いえ、結婚してて24歳です」
「ふうん…結婚してるんだ。俺のひとつ下に見えないね」
車内では、お互いの身上を話していた。
小柄なだけでなく、童顔のあいり。
お酒が好きで、居酒屋にも行くこともあるのだが、いつも身分証を提示していたりする。
対し、まことは大学卒業後、営業の仕事をしていたが、去年会社を辞め、バイトをしながら公務員試験を受験しているということを話していた。
「ありがとうございました」
「また帰りが同じことがあれば送りますよ」
自宅付近まで送ってくれたまことに深々と頭を下げ、あいりは別れた。