離れられないふたり
第3章 ボーリング大会
ホームセンターで働きはじめてから3ヶ月が過ぎた頃、あいりは大松が主催のボーリング大会に誘われていた。
大会は日中、その後居酒屋で飲み会をすると聞いたので、ゆういちに確認してから行こうかどうか決めようと思ったあいり。
すると、ゆういちもその日は会社の飲み会があって帰りが遅いというので、参加することにした。
大会の会場までは何組かに分かれて車で向かうことになったが、あいりはまことの車に同乗することになった。
あれ以来まこととは職場で挨拶したり、接客のヘルプをお願いする以外、接点はなかった。
当日、まことは一番最初にあいりを載せるということで、大松に教えられた時間に自宅の前でまことの車が来るのを待っていた。
「おはようございます」
「おはよ」
助手席のドアを運転席に座ったまま開けるまこと。
あいりは一礼して座った。
「帰りも乗っていくよね?俺、飲まないから」
「ありがとうございます。お言葉に甘えます」
「旦那、いいって言ったんだね」
「はい、旦那さんも飲み会なんですよね」
「ちょうど良かったね」
まことの色白の肌に、着ている白いボタンシャツがよく映える。
ボタンシャツを着ると生地がパツパツになっているゆういちとは違っていて、まことは本当に細い人なんだとあいりは思った。
他に同乗するふたりを迎えに行くと、まことの車はボーリング場に向かった。
あいりは同じレジ担当のメンバーと同じチームになり、まこととは別のチームでレーンも違っていたので、居酒屋に行くまでほとんど交流がなかった。
居酒屋でも、席は近めだったものの、レジ担当の先輩と話していたので、会話もあまりしなかった。
ワインが大好きなあいりは、飲み放題ということで白ワインのボトル1本を開ける勢いで飲んでいた。
悪酔いはしないあいりだが、多少は酔うのでいつもよりテンションが高くなっていて、帰りの車でもそのままのテンションだった。
大会は日中、その後居酒屋で飲み会をすると聞いたので、ゆういちに確認してから行こうかどうか決めようと思ったあいり。
すると、ゆういちもその日は会社の飲み会があって帰りが遅いというので、参加することにした。
大会の会場までは何組かに分かれて車で向かうことになったが、あいりはまことの車に同乗することになった。
あれ以来まこととは職場で挨拶したり、接客のヘルプをお願いする以外、接点はなかった。
当日、まことは一番最初にあいりを載せるということで、大松に教えられた時間に自宅の前でまことの車が来るのを待っていた。
「おはようございます」
「おはよ」
助手席のドアを運転席に座ったまま開けるまこと。
あいりは一礼して座った。
「帰りも乗っていくよね?俺、飲まないから」
「ありがとうございます。お言葉に甘えます」
「旦那、いいって言ったんだね」
「はい、旦那さんも飲み会なんですよね」
「ちょうど良かったね」
まことの色白の肌に、着ている白いボタンシャツがよく映える。
ボタンシャツを着ると生地がパツパツになっているゆういちとは違っていて、まことは本当に細い人なんだとあいりは思った。
他に同乗するふたりを迎えに行くと、まことの車はボーリング場に向かった。
あいりは同じレジ担当のメンバーと同じチームになり、まこととは別のチームでレーンも違っていたので、居酒屋に行くまでほとんど交流がなかった。
居酒屋でも、席は近めだったものの、レジ担当の先輩と話していたので、会話もあまりしなかった。
ワインが大好きなあいりは、飲み放題ということで白ワインのボトル1本を開ける勢いで飲んでいた。
悪酔いはしないあいりだが、多少は酔うのでいつもよりテンションが高くなっていて、帰りの車でもそのままのテンションだった。