いつまでもここに居て
第8章 ※Love Eye Toward only me[52]
俺はバッと身体を起こした。
嗚呼、俺はなんてことをしちゃったんだろう。
俺、多分昨日口を滑らせた。
それで無理矢理潤君に擦り寄ったんだ…
「な…んで…」
抱いてくれたの…。なんでよ、
「ごめん…」
「こんな…潤君を汚しちゃった、いや…」
「汚してないから…俺がやったことなの、俺本当に好きなんだよ、」
俺が先輩だから勘違いしてるだけなんだよ、潤君ごめん。これでちゃんと終わりにするから。
「今日の事は忘れて。お願い…」
それが潤君のためだと思った。
顔を上げると潤君はとてもとても悲しそうな顔をしていた。