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いつまでもここに居て

第11章 372回転のPower source[13]



そうして俺らは歩いて自宅へ帰った。
2人は一切喋ることもなくただただ歩いて行った。
多分俺が倒れて心配させたから。
ごめん。そう呟いても声は小さくて届いてなかったようで。
俺達3人は長い家路を歩いた。

リーダーの家の前にはJがいて。
よっ!と手を振ると少しだけ微笑んで手を振ってくれた。
…ちょっと空気読まなさすぎだったかな。

リーダーが上がって。というのを合図にリーダーの家の中に入った。

「…リーダー?大丈夫?調子悪そうだよ。」
「あ…うん、平気、気にしないで」
俺はリーダーの調子が悪そうに見えてつい聞いてしまった。
顔色がすごく悪そうだ。
「…ねえ?本当に大丈夫なの?」
「うん。」

「智くん?顔色悪いよ、こっちのソファで休んで。」
「ごめん…」
翔ちゃんがソファにリーダーを寝かせる。
「リーダー本当顔色悪そうだよね…」
「…」
俺と翔ちゃんは智くんを心配そうに見つめる。

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