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いつまでもここに居て

第3章 本当の審議を[21]


□櫻井part□

「あっ、翔くん…!これは…、!」
「智くん…?俺今…」

目を覚ますと、俺の目の前に目をとろんとさせた智くんがいた。
俺の手は智くんのワイシャツを脱がす寸前で止まっていた。

「え、智くん…?」
「大丈夫だよ、俺がして欲しいって言ったんだよ、ちがうから、大丈夫だから…」

そう言ってキスされた。
「あれ…そうだっけ。智くんは…俺のこと好き、って事?だよね。あれ、違う?」
「好きだよ、好き。ずっと気づいてたよ。」
「俺も好きだった…嬉しい、智くん…わかっててくれてたんだね、ちゃんと言えてよかったよ…」

そう言って優しくキスをした。
智くんとの初めてのキスはすごく暖かくて、気持ちが良かった。
でも、この唇の感触にデジャヴを感じたのは何故だろうか

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