俺氏、捨て子を拾いました
第4章 夜は長いもの
敷布団をひいて、掛け布団をその上に乗せる。久しぶりにこんなにきっちり寝床を用意したよ俺。女子力高すぎ。
臭いは使ってなかったからほぼ無臭。助かった。これでナニから出たナニの臭いがこびり付いてたら、ふたばちゃん臭いで妊娠不可避だったよ。それはそれでアリかもしれない。
霙ちゃんは、ゆっくりとふたばちゃんを抱きかかえて静かに敷いた布団に寝かす。
包容力高そう。
「で、あんた……ちゃんと考えてたの?」
「え、なにを?」
私とあなたの関係をですか? でへへ、結婚しょ。
「この子を預ける施設とかに決まってるでしょ、なににやけてんの?」
霙ちゃんは、つかつかと俺に近付いてくるのでパソコンの画面を即座に消す。
すると、霙ちゃんはパソコンの前から俺を退かすとおもむろにパソコンを触りだし、インターネットを開き出した。
そして……履歴の欄を…………
「ら、らめええええええええええ!!! いやああああああああ!!」
「うるさい、ふたばちゃん起きるでしょ」
エロ履歴ばっかりでした本当にありがとうございます。