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腹黒ドS王子の愛する人

第1章 第一章

「エロい声...」



そう言うとシャツの中に西条さんの手が入り込んでくる。
俺はキッチンの台を向いているため西条さんの表情はわからない。




「やだっ!やめろってば!!!」



俺は精一杯の力を振り絞って後ろの男を突き飛ばした。





「なんで、こんなこと!!助けてくれたんじゃなかったのかよ!!」




最悪だ。なんだって今日はこんなについてないんだ。

男に襲われるなんて絶対いやだ。







西条さんはしたをむいているので表情がわからない。
なんだよ。優しい人だと思ったのに。





「なんとかいえよ!!」





感情のままに声をぶつけて行く。






その時初めて西条は顔を上げた。

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