腹黒ドS王子の愛する人
第8章 好きです
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「何だこの値段....!!!!」
店に着いたはいいものの、西条が来たのはもちろんお高い庶民の俺には全くもって関係のない店で....
0の数がおかしい。
「いらっしゃいませ、西条様。本日は何をお探しでしょうか?」
高そうなスーツをきた男の人が深々と頭を下げ西条に話しかける。
「ネクタイピンを探してて。いいのあります?」
あたかも普通のように返事をする西条。
俺、場違いじゃね??
「それでしたらこちらにあります。どうぞ。」
案内され置いていかれないように西条の後ろをついて行く。