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腹黒ドS王子の愛する人

第8章 好きです

「ありがとな、葵。」




「お、おう。」



「これ、ちゃんとつけるな。」


「当たり前だ!何のために選んだと思ってんだよ。」



俺が選んだものを西条が毎日つけてくれる。


それだけで俺はとても嬉しかった。

あぁ、ダイブ重症だ。









家に帰ってからは特に何をするわけでもなくただひたすらずっと、二人だけの静かな時間が流れた。







それが余りにも心地よくて、俺は忘れてたんだ。






西条には西条の世界があるんだって。

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