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腹黒ドS王子の愛する人

第13章 平穏

とりあえず俺は言った通りにお茶を買いに来た。







「落ち着いた。」





なんとかさっきまでの暑さは何処かに行ったようだ。






買ったお茶を持って近くの椅子に座る。




あー、早くかえんなきゃな。





そんなことをぼーっと思っていると知った声がまた俺を呼んだ。




「葵!」




「あ、榊!」




それは榊の声だった。



「何してんだよ、こんなとこで。」



「お茶買いに来た。」




俺の手にある飲み物を見て榊はあぁ、とつぶやいた。




その榊の表情はさっきと違ってまた少し怖かった。





「なぁ、葵。ちょっと仕事のことで話したいんだけど。
俺の連れ今外出てるから俺の部屋こない?」





突然の榊からの誘い。

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