腹黒ドS王子の愛する人
第13章 平穏
怖い、怖い。
やだ、離せよ。
「震えんなよ葵。」
榊はある部屋に着くとその扉を開けて俺を中に放り込んだ。
勢い良く俺の体は床に落ちて、後ろでは鍵の閉まる音がした。
「何で、鍵なんかっ.....」
その問いに榊は何も答えなかった。
「さかっきっ......」
「ふっ、可愛がってあげるね?」
そう言うと榊は今までの中で一番ぞっとする笑顔を浮かべて俺に触れた。
「やだっ!!やめろっ!!!」
どれだけ反抗しても榊はびくともしない。
俺に触れるのをやめずに浴衣の帯をほどくとそれで俺の手を縛り上げた。
「っつ!!」
「可愛い、葵。」
そう言うと榊は俺の首に噛み付いた。
「はなせって!!なんでこんなことすんだよ!?」
「なんで?そんなのお前が好きだからに決まってんだろ。」
衝撃的な言葉が突き刺さる。
榊が、俺を....
「すき.....?」
「.......お前と同期で入った時から、お前が好きだった。
でも、男同士で気持ちなんて伝えられなかった。」
俺を見つめる榊の瞳は揺れている。
「でもさぁ、葵が言ってる恋人って男だろ?」
その言葉に心臓が鷲掴みにされる感覚になる。
なんで知ってんだよ
やだ、離せよ。
「震えんなよ葵。」
榊はある部屋に着くとその扉を開けて俺を中に放り込んだ。
勢い良く俺の体は床に落ちて、後ろでは鍵の閉まる音がした。
「何で、鍵なんかっ.....」
その問いに榊は何も答えなかった。
「さかっきっ......」
「ふっ、可愛がってあげるね?」
そう言うと榊は今までの中で一番ぞっとする笑顔を浮かべて俺に触れた。
「やだっ!!やめろっ!!!」
どれだけ反抗しても榊はびくともしない。
俺に触れるのをやめずに浴衣の帯をほどくとそれで俺の手を縛り上げた。
「っつ!!」
「可愛い、葵。」
そう言うと榊は俺の首に噛み付いた。
「はなせって!!なんでこんなことすんだよ!?」
「なんで?そんなのお前が好きだからに決まってんだろ。」
衝撃的な言葉が突き刺さる。
榊が、俺を....
「すき.....?」
「.......お前と同期で入った時から、お前が好きだった。
でも、男同士で気持ちなんて伝えられなかった。」
俺を見つめる榊の瞳は揺れている。
「でもさぁ、葵が言ってる恋人って男だろ?」
その言葉に心臓が鷲掴みにされる感覚になる。
なんで知ってんだよ