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腹黒ドS王子の愛する人

第14章 再会

「うわー、本当にこの人すごいですね!ね!先輩!」



「あぁ、そうだな。」



寺石の無邪気な声に笑って頷く。





西条からの連絡は一度も来ていない。

だからあいつが今なにしてるかとか、元気なのかとかはこうやってテレビや人づてにしかわからない。







「元気そうでよかった......」




「え?何か言いました?」






いいや、何でもと言って俺はもう一度仕事に取り掛かる。






「あ!そうだ、先輩。今日飲みにいきません?」


突然の寺石からの誘いに断る理由もなく




「別にいいよ?」




そう答える。





「やった!ちょっと相談があって....」




嬉しそうに笑う寺石は本当に部下として可愛いものだ。

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