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腹黒ドS王子の愛する人

第2章 好きって気持ち

「......そうだな。」


西条はそれ以上何も聞いてこなかった。こういうとこが優しいんだよな。あのルックスに優しさに金持ちならこいつ、めっちゃもてんだろーな。




その考えに頭を振る。何考えてんだ!関係ねーよあんなやつ!!!





必死に目の前のオムライスに意識を向ける。
あと盛り付けだけだ。





「西条できたぞ。こっちこい。」



「はいはい、うまそうな匂いだ。」





スーツ、かっこ良かったな。なんか仕事できます!って感じで。



俺みたいな一般人が一緒にいていいのか?






「おー!すげえな葵!」


その言葉に思考が元に戻る。
その瞬間グシャグシャにされる髪の毛。



「最高。すげーいい礼貰ったわ!」




西条の満面の笑み。胸が高鳴った。

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