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腹黒ドS王子の愛する人

第2章 好きって気持ち

「どーだ??美味いか??」




思わず身を乗り出して問いかける。



「ん、すげーうまい。ありがとな。」




その優しい声に安心する。喜んでもらえたのかな。




「なぁ、葵。もうひとつお願いあんだけど。」



「え?なに?」





影が落ちる。とっさのことに俺の体は動かなかった。


耳元で低い声が響く。





「やっぱお前のことも食べさせて。」




へっ?え、ちょっとまて。何を言ってるんだ。




「ふざけんな!!!おとなしくオムライスくっとけよ!!」



一気に奴との距離を開ける。



相変わらず不敵な笑みを浮かべながら西条はケータイを取り出した。



「これ見ても?」





ピッー.....

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