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腹黒ドS王子の愛する人

第3章 野獣

「これでいーい?」


「おう、何でもいーわ。」



ダイニングから気の抜けた返事が聞こえる。
朝弱いんだな、低血圧なのか。




朝と夜のギャップひどすぎだろ。





「色々悪いな。勝手に泊まったり。」

「もう気にしてねーよ。夜遅く来てもらってたし。
残業だったんだろ?」


「まーな、でも葵に呼ばれたんだから来なきゃダメだろ。」






なんでこいつはこう恥ずかしいことを悪びれもなく言えるかな....


顔の火照りを誤魔化すように水を飲み干す。





「何だ、照れてんのか。」

「照れてねーよ!!!!いーから着替えろ!!!」




すぐ冗談言うけどな。

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