テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人

第3章 野獣

渋々と言った感じでシャツを着る西条。



俺にはデカくてきれなかったけどピッタリだな。




やっぱ着る人が着るとただのシャツでもかっこよくなるんだなー。





「また洗って返すわ。」

「いつでもいーよ。俺着ないし。」



了解と言った風に頷くと西条はまたご飯を食べ始めた。





ふと思った。



俺、西条のことなんも知らねー。
なんかいつの間にか当たり前のようにここにいるけど、

ついこの間あったばっかなんだよな?



「西条っていくつなの?」


「ん?どうした急に。」

「いや、俺らってお互いのことなんも知らねーなって思っただけ.....」




そんな俺の言葉に西条は少し考えるそぶりをすると口を開いた。




「西条秋夜、28歳。O型の射手座、趣味は特にないがまったり過ごすのが好きだ。特技は料理と運動全般だな。
家事も一通りできる。一人暮らしだが、両親と上に一人兄貴と下に二人妹がいる。」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ